「安全で高品質」という日本製品についてのイメージが東日本大震災を機に低下している。震災後に海外の消費者に調査したところ、自動車、家電などでブランドイメージが悪化しているという結果が出た。
調査は5月上旬にかけてコンサルティング会社のインターブランドジャパン(東京・千代田)が米英中の20~50歳代の消費者に実施。日本を代表する自動車、家電、化粧品、食品、アパレルの5業種でブランドイメージが震災前後でどう変化したかを尋ねた。
すべての業種で悪化傾向を示したが、5業種の平均で最も悪くなったのは「安全」。次に「信頼できる」で、震災前は50%を超えていた良好なイメージがそれぞれ35%、39%に低下した。
3国のうちで消費者のイメージ悪化度合いが最も大きかったのは中国。業種の中では食品が大きく、化粧品、家電、アパレル、自動車の順だった。日本についての意見を複数回答で聞くと、「日本の復興には時間がかかると思う」(46%)と厳しい見方が多く、「日本政府は原発事故に関する情報を十分に開示していない」(34%)なども上位になった。