蒲生地区のなかにも1階部分だけで2階部分が残っていたり、原形をとどめている住宅もある。もちろん、大きな被害を受けておりとても住める状態ではないが、倒壊は免れているのだ。

津波による被害で、津波が直接的に向かってくるより何かの障害物を超えてきた方が少しでも力を減ぜられるようだ。蒲生地区の隣に位置し、1kmほど西側にある九州に本社を置く商事会社は、ほとんど被害を受けておらず、現在も通常に営業している。この企業によると、東側にある大手飲料メーカーの工場や倉庫が壁になって食い止めたため、被害を受けずに済んだようだ。この地区のなかでも、津波側などに障害物や建物などが遮ってくれたところは被害が少なくなるケースが多い。ただ、津波が建物を回るケースもあるようで、その時は被害を受けるようだ。
同じ地区でも、大きな被害を受けたところと、軽微で済んだところもあるなどその位置や、周辺の建物・道路などによって大きく変わるようだ。
ただ、力強かったのはこの大きな被害を受けた蒲生地区の瓦礫に囲まれながらも建てられた、復活を願うシーサイドバイブルチャペル。このチャペルには「私たちはこの地のリバイバルを信じる!ここには特別な希望がある!私たちはこの地を愛する!」と書かれてあり、明日への希望を捨てずに頑張っている地域の人たちの力強い思いが伝わってくる。



【石崎】
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