シャープは2日、薄型テレビ「アクオス」向けの大型液晶パネルをつくる亀山工場(三重県亀山市)を、スマートフォン(多機能携帯電話)などの携帯端末に使う中小型パネル中心の生産体制に切り替えることを明らかにした。年内から移行を進め、7割以上を中小型用に転換する方針だ。
液晶パネルの世界市場はテレビ用の値下がりが続く一方、スマートフォンやタブレット端末用は需要が急拡大しており、その影響が、「亀山ブランド」として高品質テレビのイメージを確立してきた生産拠点にも波及した形だ。
亀山の第1工場は大型パネルの生産設備をすでに中国に売却し、2012年にも中小型パネルの生産を始める計画だ。スマートフォン向けと見られる。第2工場は、大型パネルの設備を改造して年内にもタブレット端末向け中小型パネルの生産を始め、生産の柱にする見通し。米アップルの「iPad(アイパッド)」向けとみられている。