定食チェーンの大戸屋は米国に進出する。年内にニューヨークに日本料理のレストランを直営で開き、2012年から同市を中心に多店舗展開を目指す。これまでアジア各国で50店を出してきたが、旅行客も含めて多国籍の消費者が集まるニューヨークで知名度を高め、海外展開に弾みをつける。
まず100%出資の現地法人を設立し、11月をめどに1号店を開く。すでにニューヨーク中心部のマンハッタンのビル内に出店地を確保した。店舗面積は約270平方メートルの予定。
1号店は焼き鳥や手打ちそばを中心として酒類も出す業態を想定する。客単価は国内の「大戸屋」(約780円)より高めに設定する見通し。12年以降に定食店を出すことも検討する。
同社はタイやシンガポールなどアジアの5カ国・地域でフランチャイズチェーン店も含め50店を展開し、年内にはベトナムにも進出する。現在13%の海外売上高比率を将来は約3割に引き上げる計画だ。
健康志向を背景に欧米でも日本食の人気が続いている。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、米国の日本食レストランは10年時点で1万4129店。5年間で5割以上増えた。