インターネットの普及に伴って、一般消費者・個人が発信・受信する情報は、量・種類共に増大の一途をたどっている。その中で、インターネットサイトにおける検索、購買に関する記録や、スマートフォン等に搭載されるGPS等の位置情報に関する情報など、行動の履歴情報ともいうべき「ライフログ」がインターネット上に蓄積され、それを収集・活用するサービスが注目を集めつつある。
ライフログを収集・活用した製品・サービスは、事業化の観点からは依然黎明期にあるが、インターネットにおける情報量・種類の増大などを踏まえると、今後の成長が大きく期待されている。その反面、ライフログには個人の行動・嗜好に関する情報が含まれることから、プライバシー保護等の課題も存在する。わが国においても、ライフログ活用に関する検討は始まったばかりであるが、今後、事業化の方策や個人情報保護等、検討すべき課題は多岐にわたると考えられる。
このような問題意識の下、本稿では、米国におけるライフログを巡る動向と課題、ライフログ活用の方向性等について報告する。